チャリティで参加

第4回大会チャリティ事業報告

チャリティ専門部会

大阪マラソンのチャリティプログラムについては、下記の専門部会において、各分野の専門家など5名の委員に、
基本方針や内容の議論、検討を行っていただきました。

名称 「大阪マラソン組織委員会 チャリティ専門部会」
委員(座長) 橋爪紳也氏(大阪府立大学 観光産業戦略研究所長)
委員 杉本厚夫氏(関西大学 人間健康学部教授)
委員 梶川拓也氏(ジャスト・ギビング・ジャパン事務局長)
※2015年1月21日付で「JAPAN GIVING」に名称変更
委員 徳永眞一郎氏(電通関西支社 統合ソリューション局長)
委員 窪田邦倫氏(読売新聞大阪本社 専務取締役事業本部長)
オブザーバー 大阪マラソン組織委員会事務局
事務局 読売新聞大阪本社

第4回大会の募金総額

第4回大阪マラソンではチャリティプログラムに多くの方から賛同をいただき、総額1億円を超える募金を集めることができました。

第1回 2011年 19,209,310円
第2回 2012年 45,210,373円
第3回 2013年 85,311,080円
第4回 2014年 104,627,109円

チャリティテーマおよび13の寄付先団体

第4回大会ではチャリティ文化の普及、さらなる社会貢献をめざして寄付先団体を公募しました。
全国から計33団体の応募があり、大会スローガン「みんなでかける虹。」にちなんだ7つのテーマにふさわしい
13団体(表中の※が新規の8団体)を第4回大会の寄付先団体として選定しました。

大会の一般参加ランナーにはエントリー時に7色のテーマの中から支援したいテーマを選び、
1人2口(@ 500×2=1,000円)を寄付していただきました。

  テーマ 寄付先(※新規団体) 主な活動内容
1 生きる希望を支える 京都大学iPS細胞研究所(※) iPS細胞による再生医療・創薬の研究
がんサポートコミュニティー がん患者とその家族をサポート
2 オレンジ 夢を支える スペシャルオリンピックス日本 知的障がいを持つアスリートを支援
育て上げネット(※) 若年無業の状態にある若者たちの
就労支援
3 家族を支える 世界の医療団(※) 世界各地の恵まれない人々への
医療支援
難病の子どもとその家族へ夢を(※) 難病の子どもとその家族全員を
サポート
4 自然を支える more trees 国内外で森づくりを支援
オイスカ(※) 東日本大震災で失われた海岸林を再生
5 水色 きれいな水を支える ウォーターエイドジャパン(※) 途上国の人々に安全な水と衛生を
届ける
国連UNHCR協会 難民や避難民の保護・支援
6 子どもの未来を支える 国連WFP協会(※) 飢餓と貧困で苦しむ地域へ食糧支援
ノーベル(※) 病児保育でひとり親家庭を
サポート
7 美しいまちを支える greenbird 若者による街の美化活動

チャリティアンバサダー

大阪にゆかりがある、あるいは、チャリティ活動をしている著名人7人を起用し、チャリティプログラムの意義や自身が賛同・参画するチャリティテーマについて広くPRし、寄付を呼び掛けると共に大会の盛上げに繋げました。また、小渕健太郎さんのユニット「コブクロ」には大会公式テーマソング「42.195km」を制作
してもらいました。

  • 大阪マラソンを「走る」ことで、
    チャリティの輪を広げてくださった方々です。
  • 大会を元気に、そして華やかに
    盛り上げていただいた方々です。
小渕健太郎 小渕健太郎 ミュージシャン コブクロ
※フルマラソン参加
※公式テーマソングを作成
山中伸弥 山中伸弥 京都大学iPS細胞研究所長
※合同練習会を実施
中村翫雀 中村翫雀 歌舞伎俳優
※スタートセレモニー出席
※Meetsインタビュー
アン ミカ アン ミカ モデル/タレント
※チャリティステージ出演
※スタートセレモニー、
フィニッシュ出迎え
※応援ステーションでの応援
赤星憲広 赤星憲広 野球評論家
※チャレンジラン参加
※Meetsインタビュー
森 理世 森 理世 ミス・ユニバース2007/モデル
※チャリティステージ出演
※スタートセレモニー、表彰式出演
※沿道応援
(オレンジのステーションのみ)
小島智子 小島智子 元NFLチアリーダー
※ファンランイベントに参加

チャリティランナー制度

概要
13の寄付先団体から自分が支援したい団体を1つ選び、「Just Giving Japan」(2015年1月21日付で「JAPAN GIVING」に名称変更)を通じて広く一般から7万円以上の寄付金を集めたランナーに大会への参加資格を与える制度。前回は一般エントリー締め切り後、落選者を対象に実施しましたが、第4回大会は一般エントリーの受付開始と同時に行いました
団体ごとのチャリティランナー数、活動内容
寄付先団体は事前に目標設定したチャリティランナー枠数を上回る数のランナー獲得をめざし、団体のHPやSNSなどで参加を呼びかけました。
募集期間:4月3日(木)~7月31日(木)
375人が9月30日まで寄付を呼びかけ、7万円以上の寄付金を集めました(出場者数354人)。
寄付先団体名(※新規団体) 目標数 7万円以上達成者数
京都大学iPS細胞研究所 50 84
がんサポートコミュニティー 20 28
オレンジ スペシャルオリンピックス日本 20 29
育て上げネット 20 27
世界の医療団 20 14
難病の子どもとその家族へ夢を 50 69
more trees 20 11
オイスカ 20 24
水色 ウォーターエイドジャパン 20 34
国連UNHCR協会 20 6
国連WFP協会 20 20
ノーベル 20 11
greenbird 50 18
合計 350 375
チャリティランナーの満足度を高めるため、以下のようなサービスを実施しました。
①チャリティランナー専用受付
②チャリティランナー専用ラウンジ(大阪城西の丸庭園 迎賓館)
・チャリティランナー専用の更衣室、休憩所を設けました。専用ラウンジ前には寄付先団体とチャリティランナーが交流できるよう応援スペースを設け、チャリティランナーにお礼と激励の言葉をかけてもらいました。
③なないろチャリティTシャツ価格4,000円(Tシャツ制作費など諸経費を除く2,000円が寄付金)
・7色のチャリティTシャツをランナー向けに販売し、大会当日に着用していただくよう促しました。
・寄付金額22,510,000円(エントリー時に選択した第1チャリティテーマに寄付されます)
④ニックネーム入りナンバーカード(新規)販売価格500円(売り上げの一部が寄付金)
・ランナーエントリー時に任意に申し込み
・寄付金額483,400円(エントリー時に選択した第1チャリティに寄付されます)

大阪マラソンEXPO

①ランナーの名前を掲出(新規)
支援してくれたことに対するお礼の意味を込めて、チャリティカラーごとにその色を選択したランナーの名前を掲出しました。また、チャリティランナーの名前も、寄付先団体ごとにランナーの名前を掲出しました。
②寄付先団体の募金活動
寄付先団体がチャリティブースで募金活動を行いました。2日間で125万0965円の募金が集まりました。
③チャリティステージ
大阪マラソンEXPOのステージでチャリティオークションを実施し、チャリティアンバサダーらのサイン入りグッズなどを出品、落札金額を募金としました。募金額213,102円
④その他
府市ブース募金額8,240円

沿道での応援

①「ランナー盛上げ隊!」「7色応援ステーション」
7色のテーマカラーを使って様々なパフォーマンスで30,000人のランナーを応援するイベント「ランナー盛上げ隊!」を沿道15ヶ所で実施。69団体93チームに出演していただき、ランナーだけではない「みんなが楽しくなる大阪マラソン」を作り出しました。
また、15ヶ所のうち7ヶ所を「7色応援ステーション」として、チャリティカラーの順番(赤、オレンジ、黄、緑、水色、紺、紫)にそって各会場をテーマカラー1色で装飾。テーマカラーにちなんだ衣装やグッズでランナーを応援してもらいました。200円以上の寄付をいただいた方に「7色応援チャリティグッズ」をお渡ししました。
②7色応援チャリティグッズ
インテックス大阪や沿道応援イベント会場で一定金額以上の寄付をいただいた方に「7色応援チャリティグッズ」を贈呈しました。
・おもしろ応援ボード(200円以上)
・7色ハイタッチ手袋(500円以上)
③その他
EXPO内チャリティコーナー募金額696,857円
大会当日コース沿道募金額177,500円

チャリティ募金額について

区分 金額(円) 備 考
ランナー参加料入金時の募金 ¥47,203,500
なないろチャリティTシャツ ¥22,510,000
ニックネーム入りナンバーカード ¥483,400
大阪マラソン特設サイト(Just giving) ¥30,910,100 うちチャリティランナー ¥30,328,300
公式プレイベントでの募金 ¥45,983
おおさかサマーファンラン2014(6/15) ¥18,937
第5回大阪ごちそうマラソン(10/19)(※) ¥27,046
府内商店街との連携イベントでの募金 ¥27,006
協賛社からの募金 ¥260,169
大阪マラソンEXPO2014での募金 ¥2,260,236
寄付先団体コーナーでの募金 ¥1,350,277
チャリティコーナー等での募金(※) ¥696,857
チャリティオークション 10/26 EXPO ¥213,102
コース沿道での募金(※) ¥177,500
その他 ¥3,090
大阪マラソン募金箱(寄付先団体) ¥746,125
合計 ¥104,627,109

※なないろチャリティ応援グッズを進呈



各団体への寄付金額

    団体名 募金額の使途(予定) 寄付金額(円)
1 生きる希望を
与える
(赤色)
京都大学iPS細胞研究所 医療応用に向けて所内の革新的な研究に対する支援や、iPS細胞技術の特許の取得、研究所の安定的な運営に活用 ¥14,082,672
2 がんサポートコミュニティー がん予防啓発リーフレットと啓発バッジの制作や、関西でのがん患者とその家族への心理社会的サポートなどに活用 ¥8,402,058
3 夢を与える
(オレンジ色)
スペシャルオリンピックス日本 「スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・福岡」の開催など、知的障がい者にスポーツの機会を提供 ¥7,402,962
4 育て上げネット 経済的に困窮した若者が自己負担なく、<若年者就労基礎訓練プログラム>を受講できるように活用 ¥7,185,730
5 家族を支える
(黄色)
世界の医療団 乳幼児死亡率が高いラオスで、当団体が実施している小児医療プロジェクトの医療費として、5歳未満児の健診や診察の無料化などに活用 ¥6,034,944
6 難病の子どもとその家族へ夢を 難病の子どもとその家族がユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどを訪れる家族全員旅行の実施や、当団体の関西での活動開設などに活用 ¥10,141,930
7 自然を支える
(緑)
more trees 森林荒廃が深刻なフィリピン・キリノ州での植林事業や、果樹を同時に育てることで現地の貧困を削減する事業に活用 ¥6,120,635
8 オイスカ 津波で失われた宮城県名取市の海岸林約100haの再生を目指して行う50万本の育苗および植栽や、これらを通じた被災農家などの生計支援に活用 ¥8,750,597
9 きれいな水を
支える
(水色)
ウォーターエイドジャパン 世界では約7億6800万人の人々が安全な水や、約25億人の人々が適切なトイレが使えず、これらの人々が安全な水、適切なトイレが使えるようにアジア、アフリカで実施する支援プロジェクトに活用 ¥7,131,171
10 国連UNHCR協会 アフリカの難民キャンプで難民1人につき最低1日15リットルの給水事業に活用 ¥5,139,735
11 国連WFP協会 アフリカの子どもたちが飢えることなく健全に成長し、学び、将来、貧困を克服することを目指す「学校給食プログラム」に活用 ¥7,924,772
12 ノーベル ひとり親家庭に2年間病児保育を提供し、「子どもの急病時でも仕事を続けられる安心感」「ひとり親家庭の就労・経済的自立の支援」「子どもに貧困が引き継がれる連鎖の断ち切り」を実現することに活用 ¥7,264,969
13 美しいまちを
支える
(紫色)
greenbird 全国各地、とくに関西での清掃活動のボランティアを行う際の活動資金に活用 ¥9,044,934
合計 ¥104,627,109