大阪マラソンは大阪を代表する市民イベントへ

松本会長
大阪に限らず、日本全体の経済基盤が緩んできている今、どこもあの手この手で経済を活性化させようといろいろ取り組んでいます。
森さん
大阪マラソンもその一環ですよね。
松本会長
そうです。市民と一緒になって盛り上がる大阪マラソンは、大阪にとって本当に貴重なイベントです。
森さん
これほど集客力のあるイベントもめずらしいですね。
松本会長
ランナーの方が3万人。そしてボランティアの方、応援や見物にこられる方をあわせると約120万人の集客数になります。たくさんの方が大阪へ来られてね、食事をしたり、観光をしたり、そしてその経済効果が139億円です。まさに大阪を代表するイベントに成長しているといっても過言ではありません。
森さん
松本会長は昨年の第2回大会から会長に就任されたと聞きました。そのときに大阪マラソンのテーマを掲げられたとか?
松本会長
はい。5つのテーマを掲げました。「大阪を代表する大きなフェスティバルにしよう」「大阪らしさをだそう」「競技性を高めよう」「世界に大阪ありと発信しよう」、そして「チャリティを強化しよう」という5つです。
森さん
チャリティを強化するのは、世界へ発信する意味でもいいことですね。
松本会長
第1回大会から、ランナーの方には一口500円でチャリティを募ってきました。みなさん1口や2口とできる範囲で参加してくれます。チャリティは心のつながりが大切ですが、やはり金額を集めることも重要です。ロンドンマラソンは、成功したチャリティマラソンとして有名ですが、60億円くらい集めますからね。
森さん
大阪も負けてはいられませんね。
松本会長
そうです。大阪ももっと集めなければいけないということで、私が会長になってから新しい試みもどんどん打ち出しています。
森さん
どのようなことですか?
松本会長
大阪マラソンは参加希望者がとても多くて、抽選で参加ランナーが決まります。なにせ倍率が5倍を超える競争率、なかなか当選しないという声が多いので、第3回大会では一人7万円以上の寄付金を家族や知人をはじめツイッターやフェイスブックなどで広く呼び掛けしてもらうチャリティランナー制度という仕組みを作りました。180名限定です。このような取り組みを通じてチャリティの意義などを広めようとしています。
森さん
すばらしいです。
松本会長
その他にも、第2回大会では、一口500円のチャリティを一人2口以上お願いしたりインターネットを活用した「チャリティ特設サイト」での呼びかけを強化したり、府内の商店街における連携イベントで募金活動を行ったり、チャリティランナー・サポーターの協力による、チャリティオークションなどを行いました。このような取り組みの結果、第1回大会のチャリティ総額が約2,000万円だったのに対して、第2回目は倍以上の約4,500万円に増えました。
森さん
取り組みの成果が数字に表れていますね。
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