チャリティ専門部会
大阪マラソンのチャリティプログラムについては、下記の専門部会を立ち上げ、各分野の専門家など5名に委員に就任いただき、基本方針や内容について話し合っていただきました。
名称 | 「大阪マラソン組織委員会 チャリティ専門部会」 |
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委員(座長) | 橋爪紳也氏(大阪府大教授) |
委員 | ・杉本厚夫氏(関西大教授) ・尾上達郎氏(読売光と愛の事業団理事) ・徳永眞一郎氏(電通 統合ソリューション局長) ・窪田邦倫(読売新聞大阪本社 取締役事業本部長) |
オブザーバー | 大阪マラソン組織委員会事務局 |
事務局 | 読売新聞大阪本社 |
専門部会での討議内容は、組織委員会に提案、承認されることで決定する。
チャリティテーマについて
エントリーする際に、大会スローガンである「みんなでかける虹。」にちなんだ7色に、東日本大震災復興 支援の「虹色」を加えた8つのテーマの中から、希望する寄付先を選択していただきました。
赤色 | |
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テーマ | がんを撲滅する活動を支援しよう |
寄付先 | がんサポートコミュニティー (ジャパン・ウェルネス) |
具体的なプロジェクト | がん患者らによる、がん早期発見に向けた検診の啓発 |
オレンジ色 | |
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テーマ | 障がいのあるアスリートを応援しよう |
寄付先 | ・日本障害者スポーツ協会 ・スペシャルオリンピックス日本事務局 |
具体的なプロジェクト | 障がい者スポーツの指導者やボランティア育成支援 |
黄色 | |
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テーマ | 病気に苦しむ子どもと家族を励まそう |
寄付先 | 難病のこども支援全国ネットワーク |
具体的なプロジェクト | 病院や自宅で難病と闘う子どもたちへの絵本などのプレゼント |
緑色 | |
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テーマ | 森林をよみがえらせ、育てていこう |
寄付先 | more trees(モア・トゥリーズ) |
具体的なプロジェクト | 間伐など国内外での森林整備支援 |
水色 | |
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テーマ | きれいな水を飲める世界をめざそう |
寄付先 | 国連UNHCR協会 (国連難民高等弁務官事務所・日本委員会) |
具体的なプロジェクト | ケニアにおける難民への命を守る水の提供 |
紺色 | |
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テーマ | 子どもたちの心と体づくりを支えよう |
寄付先 | セーブ・ザ・チルドレン |
具体的なプロジェクト | アジアの途上国の子どもたちに向けた教材などの提供 |
紫色 | |
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テーマ | 景観を守り、美化する活動を広げよう |
寄付先 | グリーンバード |
具体的なプロジェクト | 地域清掃など、自分たちが住む街をきれいにする活動 |
チャリティの新しいテーマについて
東日本大震災の発生
2011年3月11日、宮城県三陸沖を震源とする観測史上最大規模となるマグニチュード9.0の規模で発生した東日本大震災は、東北、関東地区に大きな被害をもたらしました。スポーツを通じた社会貢献を目的とする大阪マラソン事務局でも、被災地の復興支援に協力するため、参加者に対して希望を募った7つのテーマとは別に、東日本大震災復興支援のため、新たなチャリティ色、テーマを設け、復興支援に協力することとしました。
新しいチャリティテーマ「虹色」の誕生
新しいチャリティ色を、特別に7つの色を集結した「虹色」とし、「0番目」の位置づけとして、被災者支援のための寄付としました。虹は、希望の象徴ともいわれます。みんなの力をあわせ、被災された方に希望を届けたい、との想いです。
被災地ランナーの無料招待
被災地からエントリーされ、当選された682人の参加料は免除させていただきました。
テーマ | 復興に向け、ひとつになろう |
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寄付先 | 読売光と愛の事業団 |
具体的なプロジェクト | 東日本大震災で被災された人へ希望を届ける |
募金活動の方法について
大阪マラソン参加者からの寄付
大阪マラソンが「チャリティマラソン」であることに賛同いただいた上で、参加申し込み時に、参加料とは別に1口500円の寄付金を2口以上いただきました。
■マラソン:国内10,500円、国外12,500円
(このうち500円はチャリティー募金)
■チャレンジラン:国内5,500円、国外6,500円
(このうち500円はチャリティー募金)
Just Giving Japanを経由した寄付
一般財団法人「Just Giving Japan」と連携し、インターネットでランナー個人やチャリティランナー、サポーターの方々が寄付を募る「大阪マラソン特設チャリティサイト」を立ち上げ、チャリティに参加してもらいました。
チャリティ募金箱の制作
チャリティプログラムへの賛同企業、団体などに、大会オリジナルの募金箱(8テーマ)を設置いただきました。
公式プレイベントや大阪府内商店街との連携イベントでの募金活動
9月8日開催のウォームアップFunRun、9月22日のチャリティシンポジウム、11月18日の第3回大阪ごちそうマラソンなどで募金活動を行いました。また、大阪府内の50商店街で実施された"応援イベント"において、チャリティプログラムのPRと募金活動を実施しました。
大阪マラソンEXPO2012での募金活動
11月23~25日にインテックス大阪で行われた大阪マラソンEXPOに、8つのチャリティテーマの寄付先団体が集う「チャリティブース」を出展、活動の紹介とともに募金活動を展開しました。またイベントステージでは「チャリティオークション」を実施し、チャリティランナー・サポーターらのサイン入りグッズなどを出品、落札金額をチャリティ募金としました。
大会当日コース沿道での募金活動
11月25日の第2回大阪マラソン当日に関西大学の学生らによる募金活動を行いました。
チャリティランナー・サポーター
各界の著名人にチャリティプログラムに賛同いただき、チャリティへの協力を広く呼びかけ、大会を盛り上げていただきました。
- 福本愛菜(NMB48)
- 小渕健太郎(ミュージシャン コブクロ)
- 古田敦也(スポーツキャスター)
- 和田伸也(ロンドンパラリンピック銅メダリスト)
- 赤星憲広(野球評論家)
- 有森裕子(公益財団法人スペシャルオリンピックス日本理事長)
- 増田明美(スポーツジャーナリスト)
- NMB48 7名(山田菜々、山本彩、渡辺美優紀、矢倉楓子、薮下柊、小笠原茉由、吉田朱里)
- 山中伸弥(医学者、京都大学iPS細胞研究所 所長。ノーベル生理学・医学賞受賞)
チャリティ関連活動実施報告
大阪マラソンチャリティシンポジウムの開催
2012年9月22日、ホテル大阪ベイタワー(大阪市港区)で開催。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長の渋谷弘延さんによる大阪マラソン寄付先団体の活動報告や、スポーツジャーナリストの増田明美さんらによるパネルディスカッション「世界のチャリティマラソン最前線」を通じて、楽しみながらチャリティマラソンへの理解を深めていただきました。
寄付先団体との連携
寄付先団体に対して「特別参加枠」(チャリティプログラムPR枠)を提供したほか、大会当日には、フィニッシュ地点に専用の「応援エリア」を設けました。
チャリティ募金額について
さまざまな方法で募った色(テーマ)別の募金額は下記のとおりです。これら募金は今後各団体へ入金し、下記の使途のとおり活用される予定です。