倒れているランナーを発見した通りがかりのランナーが手振りで救護スタッフを呼び、メディカルランナーも駆けつけた。仰向けにしたところ、呼吸はほぼなし、意識なし、頚動脈が触れないため心肺停止(CPA)と判断して、胸骨圧迫を開始。同時に119番通報とAEDを要請した。3分程度の胸骨圧迫で脈、意識が改善したため、取りにやったAEDは使用せずに済んだ。その後、救急車で病院まで搬送された。なお、傷病者本人の言によれば、学生のときから長距離を走っておりレース中に倒れるような心当たりはなかったが、振り返ってみれば、直近のマラソン大会で胸が苦しくなってしゃがみ込んだことが前兆であったとのことだった。